vol.145

教材活用 °ウ師、保護者への啓発を
一般社団法人全国図書教材協議会名誉会長
日本教材学会会長
清水 厚実

 2月4日に開かれた全図協近畿ブロック小学部会(大橋陽一郎部会長)の「教材フェスティバルin大阪」には、大阪府の教職員355名と教委、議員、出版・製作会社、会員販売店等合計667名が出席し、展示された図書教材、教具・教材を手に取って見たり、読んだり、実験したりしていた。

 このフェスティバルは、近畿各府県図書教材協会が中心となり、大阪府、大阪市、堺市の各教育委員会、公益社団法人日本PTA全国協議会、日本教材学会が全面的に後援するなど教育界に大きな刺激を与えることになった。

 図書教材、教具・教材の出展については、日図協加盟の小学校出版社と全日本教育材料連合会加盟の教材製作会社が全面的に参加したもので、各社の社員も熱心に先生方や保護者に教材の内容や重要性について、詳しく説明をしていた。近畿での教材フェスティバルは、すでに数回開催されているが、このような試みをぜひ全国に広げてほしいものである。

 戦後の日本の教育を支え発展させてきた図書教材業界が21世紀の教育をさらに前進させるため、図書教材やデジタル教材等についてのPRを教育現場、保護者、行政などに啓発し、さらに有効に活用するようにしなければならないと考えている。

 日本教材学会でも図書教材等の教育的重要性を小・中学校や保護者に啓発するため、昨年は新たに全国に支部を組織し、支部単位の研究発表やシンポジウムを開くことにした。

 すでに関東・甲信越はじめ中国・四国・九州支部、東海・近畿・北陸支部、北海道・東北支部がそれぞれ研究発表大会を開いており、教委や小・中学校の教師が「子どものためになる教材」「教師の使いやすい教材」等をテーマに、教育現場での活用状況や新学習指導要領に向けての教材作りについて貴重な提言などをしている。

〜図書教材新報vol.145(平成29年5月発行)巻頭言より〜