vol.90

二世、三世への強い期待
一般社団法人全国図書教材協議会名誉会長
学校法人福山大学理事長
清水 厚実

 今年も夏の大きな行事である都道府県協会の総会も終わり、各協会の新役員が選任されている。そのなかで大きく目立っているのは、新役員に二世、三世の若い優秀な販売店主が就任していることである。

 業界は戦後の教育を再興するため、終戦後いち早く図書教材の製作を始め、全国の小・中学校に販売店を通して普及し、今や日本のすべての小・中学校と、その児童・生徒の家庭に届けられ、学力の充実発展に大きく貢献している。

 若い二世、三世の店主がいきいきとして日本の教育の進歩と発展に貢献していることを創業者の皆さんは、心から喜んでいるものと思っている。

 組織としては、昭和30(1955)年にスタートした日本図書教材直販協会の都道府県支部として46都道府県(沖縄は本土に復帰していなかったため入っていない)に置かれ、全国8千店の販売店が各支部に加入し、公正、適切、迅速な図書教材の全国の小・中学校への普及を目標に、日夜熱心に活動を続けてきた。それが今日50の都道府県協会となり、さらに法人改革に伴い、平成22(2010)年には一般社団法人全国図書教材協議会と改組し、都道府県協会はその構成員として、引き続き活躍をしているものである。

 図書教材の質的向上と全国の小・中学校とその児童・生徒の家庭への普及は、わが国の教育にとってきわめて重要な事業であるので、これからも若い指導者を中心に大いに頑張ってほしいものと念願している。

 なお、全図協事務局からの報告によれば、岩手、宮城、福島等における東日本大震災の被災販売店も、そのほとんどが復興し、業務に励んでいる旨聞いており、心より喜ぶとともにそのご活躍を期待しているところである。

〜図書教材新報vol.90(平成24年10月発行)巻頭言より〜