全中・メールマガジン(第60号)
______________________________________________________________
【目次】
〔1〕全中関連の取り組み
・中学校営業部長会協議報告
・全中企画「全中目安箱」
〔2〕出版社営業部長からの寄稿(第2回)
「ひっくり返そう」新学社
〔3〕全図協からのお知らせ
・教材士研修制度・基礎コース講座の開講について
・図書教材新報
・図書教材新報・教材活用シリーズ
・会員販売店向け各種制度
______________________________________________________________
〔1〕全中関連の取り組み
◆◆中学校営業部長会協議報告◆◆
中学校営業部長会では、7月24日に部長会を開きました。
主な報告は以下の通りです。
【報告1】製販合同「みらいの学びプロジェクト」
〇各ブロックと営業部長会との意見交換会
部長会の後に四国ブロックとの意見交換会を開催し、「もう一度見つめなおそう、紙教材」をテーマに、各社のデジタル教材の活用状況や販売店と出版社との関係性、学校でのデジタル教材の活用状況とその影響等について、意見交換しました。
今後は10月に近畿ブロック、来年は東北ブロック(7月)と九州ブロック(10月)での開催を予定しています。
【報告2】全中から営業部長会への要望事項について
・商品の品切れ等の情報や出荷スケジュールなどの正確な情報提供。
・荷物のラベル・納品書の研究、改善。
⇒日図協・業務委員会と連携して各社で情報共有しながら取り組んでいきます。
また、継続して物流の2024年問題について販売店や学校へ周知していきます。
・教材費の公費負担の動きをふまえた、見本への教師用有償に関する文言の明記。
⇒各社判断のなかで、できるところから取り組んでいきます。
・営業部長会との意見交換会を受けて、継続した出版社との意見交換の場の設置。
⇒全中側からの具体的な提案をふまえて、継続して検討していきます。
◆◆全中企画「全中目安箱」◆◆
数多くのご意見をいただきありがとうございました。
製販合同の運営委員会で、いただいたご意見をもとに今後の進め方について協議を行い、今後、いただいた主な意見とそれに対する運営委員会としての回答をメルマガ上で複数回に分けてご紹介していきます。
是非ご覧いただきますようお願いします。
______________________________________________________________
〔2〕出版社営業部長からの寄稿(第2回・新学社)
<ひっくり返そう>
新学社・勝谷剛中学事業部営業部長代理
大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。
ここまで読んでくださったあなたへ。
文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。逆転劇が始まります。
(2020年 西武・そごうの新聞広告 「『さ、ひっくり返そう。』わたしは、私。」より)
4年前、お正月の新聞に掲載されていた今でも覚えている印象的な広告です。
今回原稿依頼を頂戴し、真っ先に浮かんだのがこの広告の言葉でした。
我々直販業界におられる皆様も、国の政策としてICT化が進み、デジタルコンテンツを使わせるために紙教材の採用を制限するという話をよく聞く昨今、上から読んだ文章のイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?
しかし、各ブロックからの新学期報告ではまだまだ少ないながらも紙教材復活の情報も届いております。
また、北欧スウェーデンの情報として、「北欧の教育最前線 デジタル教科書の見直しへ」という記事が4月26日の教育新聞に掲載されておりました。
スウェーデンでは2010年から端末配備し紙の教科書を廃止してきましたが、2016年以降読解力の低下が止まらない結果だったようです。
また、2022年に政権交代に伴って就任した新しい教育大臣は、デジタル化は「実験にすぎなかった」とし、アナログの教材費を支援する予算措置を取るなど、学校現場の行き過ぎたデジタル化の見直しを図っているようです。
紙よりデジタルの時代だよ。と無責任に言う人々に、行き過ぎたデジタル化にならないように紙+デジタルが共存する学校現場を目指して、デジタルありきの企業とは違う発想や工夫を駆使して、先達から引き継いできた学校現場のためにという意志を貫いて……
さ、ひっくり返そう!
「ICT化・デジタル化」以外にも「少子化」や「保護者負担軽減」など課題はたくさんありますが、協会では「製販合同 子どもたちのみらいの学びを支えるプロジェクト」を実施しており、営業部長会と各ブロックの意見交換会や全中目安箱を通して、皆様からいただいたご意見について検討しております。
引き続き皆様のご協力よろしくお願いいたします。
______________________________________________________________
〔3〕全図協からのお知らせ
◇◇教材士研修制度・基礎コース講座の開講について◇◇
今年度も教材士研修制度・基礎コース講座を開講しました。受講期間は来年3月末までです。
受講希望の方は下記からお申し込みいただけます。
《教材士研修制度・基礎コース講座》
◇◇図書教材新報◇◇
日図協では、図書教材新報第231号を発行しました。
下記からご覧いただけます。
《図書教材新報》
◇◇図書教材新報・教材活用シリーズ◇◇
図書教材新報に掲載している教材活用シリーズを
協会ホームページトップ画面よりご覧いただけます。
また、こちらより必要に応じてプリントアウトの上、学校等に配布してご活用ください。
《教材活用シリーズ》
◇◇会員販売店向け各種制度◇◇
日図協・全図協では、会員販売店向けにさまざまな事業を行っております。
下記よりそれぞれご案内、お申し込みに関することがご覧いただけます。
《総合補償制度》
搬入時の学校内での対人・対物事故や現金盗難補償
《グループ生命共済制度》
従業者の事故による入院や障害、死亡保障
《福利厚生制度》
従業者の福利厚生の充実をご検討の方へ