2025年3月1日

都道府県・市町村・特別区教育委員会
教 育 長 様
学校教育担当課長 様

一般社団法人日本図書教材協会
会 長 辻󠄀村 哲夫

一般社団法人全国図書教材協議会
会 長 細谷 美明


学校における教材採用について(要望)

 平素より学校教育の発展にご尽力されていますことに心より敬意を表します。また、小・中学校における教材の採用・活用について種々ご指導を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、テスト、ドリル、ワーク、資料集などの学校用教材(図書教材・デジタル教材)は、子どもたちの豊かな学びや先生方の適切な指導のために、また法令の趣旨に照らしましても、地元販売店が届ける教材見本の中から、各学校においてその実情に応じて主体的に判断し採用することが極めて重要なことと考えております。
 特にデジタル教材は、紙の教材と比べて内容面を確認することが難しいため、実際に指導に当たる先生方の目を通した丁寧な教材選びが欠かせません。
 現在、自治体においてデジタル教材を一括契約・採用し、管下の学校で使用するケースがございます。このような対応は、それぞれの教育方針や地域実情に応じたものであると思われますが、上記の教材の意義に鑑みますと、各学校・先生方における教材の採用・活用を尊重していただくことが何よりも望まれるものと考えます。このことについては、全国の多くの先生方から自ら採用した教材を活用したいといったご要望をいただいております。
 つきましては、「学校・先生方の主体的な判断を尊重した教材の採用」という基本的な考え方を尊重した教育委員会としての柔軟なご対応、ご配慮をお願い申し上げる次第であります。
 当協会加盟出版社では、良質な図書教材・デジタル教材を豊富にラインナップしており、予算面も含めて、各学校の多様なニーズに十分応えることが可能です。
 学校用教材についてご理解を深めていただくためのチラシ3種(知ってほしい学校用教材の採択のこと、学校用教材の価値・役割のこと、学校用デジタル教材のこと)を同封します。教材の採用に当たって、ぜひ参考にしていただきますようお願い申し上げます。

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