学校用教材は各学校で先生方によって選ばれています。
全国の小中学校で使用されるテスト、ドリル、ワーク、資料集などの図書教材・デジタル教材は、先生方が、全図協加盟の教材販売店が届けた実物の教材見本を手に取り、それが子どもたちに適しているかどうかを判断し、学校で採択しています。
学校現場において、有益な教材を効果的に活用するためには、日ごろの子どもたちの学びの様子を知っている先生方が、指導する視点をもって教材を選択することが重要です。
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学校での一斉採用が重要です。
全国の小中学校で使用されるテスト、ドリル、ワーク、資料集などの図書教材・デジタル教材は、主に学年ごとに一斉に採用されることが推奨されています。
その理由について、次の観点からご説明します。
- 先生による適切な指導と子どもたちの学びをサポート
学校用教材は、先生の指導のもとで、子どもたちの基礎学力と学習習慣の定着を図るために編集された教材です。
学年で同一の教材を採用することで、先生の適切な指導のもとでの効果的な学習が可能となります。先生が適切に子ども一人ひとりの学習進度・理解度を見取ることができるため、クラスの実態や学年全体の実態を把握し、個別最適な学びのサポートにもつながります。
また、公教育においては、誰一人取り残されない学びの保障の観点からも、公平な学習環境としての教材の一斉採用が重要です。 - 先生の校務負担軽減にも貢献
先生方からは、教材を一斉採用して教科書や教師用書とともに授業で活用することで、授業計画や学習指導が行いやすくなり、その結果、校務負担軽減につながっている、との声も多く聞かれます。
- 教材費の負担軽減にも配慮
学校用教材は、少しでも価格を抑えて届けられるよう出版社の努力のもと編集・出版されているため、特別な価格で提供されています。
質の高い教材を経済面にも配慮しながら届けるためには、一斉採用されることが必要となります。これらのことから、学校用教材の一斉採用は、先生の負担軽減や、経済的な配慮に加えて、子どもたちの豊かな学びと先生の適切な指導のためにも、とても大切です。