vol.236 エストニアのデジタル教科書研究こぼれ話
一般社団法人日本図書教材協会副会長広島大学名誉教授二宮 皓 本年3月に「エストニアのデジタル教科書」現地調査を行い、その成果は(公財)教科書研究センター『センター通信No.132(臨時増刊号)』で報告した。本稿では「こぼれ話」として、Star Cloud社が開発・提供するデジタル教科
一般社団法人日本図書教材協会副会長広島大学名誉教授二宮 皓 本年3月に「エストニアのデジタル教科書」現地調査を行い、その成果は(公財)教科書研究センター『センター通信No.132(臨時増刊号)』で報告した。本稿では「こぼれ話」として、Star Cloud社が開発・提供するデジタル教科
第37期学校教材調査会英語科専門委員東京家政大学人文学部教授太田 洋 教育現場では、どのように教えるか、つまり「指導法」についての議論が盛んです。最近、私がある先生から聞いた言葉が心に残りました。「言語活動ばかり注目するのは、もう終わりにしませんか」と。これまでの授業は、教師が主語と
第37期学校教材調査会理科専門委員東京学芸大学先端教育人材育成推進機構教授宮内 卓也 中学校に勤務していた頃、定期考査の問題づくりは重要な仕事のひとつであった。生徒の学習の成果を見取ることは、同時に自分の指導の成果と課題を認識することにもつながるからである。 観点別評価の導入など
一般社団法人日本図書教材協会理事第37期学校教材調査会数学科専門委員筑波大学人間系教授清水 美憲 改訂学習指導要領の全面実施の下、GIGAスクール構想によって学校現場に一人一台の端末や高速通信ネットワークが整備され、学校教育におけるICT活用や教材のデジタル化が進行している。この
第37期学校教材調査会社会科専門委員澁澤 文隆 生成AIの出現、普及と汎用性が夏休みの宿題事情を大きく揺さぶり、宿題の定番であった「読書感想文」や「自由研究」に親子で取り組む夏の風物詩が失われる事態となっている。こうした動向を踏まえ、生成AIが普及して初めての夏休みを迎える2023年6月
第36・37期学校教材調査会国語科専門委員梅澤 実 学校教材調査会に臨み、頭をよぎった筆者の小学校時代の思い出を語りたい。半世紀以上も前の4年生の国語のテストのことである。 表面(おもてめん)を終わった者は、裏面(うらめん)を読んでよいことになっていた。表面は正解を求めるテストだが、
一般社団法人全国図書教材協議会会長細谷 美明 先日、教職大学院に勤務していた頃の教え子たちにせがまれ、東京・千代田区にある皇居東御苑でのフィールド・ワーク(FW)を行った。現在、皇居のうち東側の東御苑は一般開放されており誰でも見学ができる。ただ、日本の子どもたちや先生方には観光としてでは
一般社団法人日本図書教材協会会長辻󠄀村 哲夫 AI技術の進化のスピードは留まるところを知らず、世界の情報化の勢いは年々加速している。こうした世界の動きもあろう、国は学校教育でのICTの活用促進に力を入れている。 2020年代を通して実現すべき「令和の日本型学校教育」の姿を示した中教審
一般社団法人全国図書教材協議会相談役佐野 金吾 どこの学校も令和5年度の教育活動はコロナウイルスによる感染症やインフルエンザなどの流行にあまり影響を受けずに無事に修了したようである。私の勤務校でも入学式・卒業式は久しぶりに保護者や来賓の参加を得て通常通りの式典を挙行することができた。生徒
一般社団法人日本図書教材協会前会長菱村 幸彦 教育界では、ときに「アクティブラーニング」や「カリキュラムマネジメント」など外来語が流行する。最近は「カリキュラムオーバーロード」「ウエルビーイング」「エージェンシー」という言葉をよく目にする。この3語はいずれもOECDに由来している。