vol.227 未来の教育とエージェンシー
一般社団法人日本図書教材協会前会長菱村 幸彦 教育界では、ときに「アクティブラーニング」や「カリキュラムマネジメント」など外来語が流行する。最近は「カリキュラムオーバーロード」「ウエルビーイング」「エージェンシー」という言葉をよく目にする。この3語はいずれもOECDに由来している。
一般社団法人日本図書教材協会前会長菱村 幸彦 教育界では、ときに「アクティブラーニング」や「カリキュラムマネジメント」など外来語が流行する。最近は「カリキュラムオーバーロード」「ウエルビーイング」「エージェンシー」という言葉をよく目にする。この3語はいずれもOECDに由来している。
一般社団法人日本図書教材協会監事広島大学名誉教授二宮 皓 これまでの常識では、アメリカの学校の教員の教科書依存度は非常に高く(90%)、教科書がカリキュラムであるとまで言われてきた。しかしデジタル教科書・教材の時代に入って事情はどのように変化しているのか。最前線の動向を多面的にみてみ
一般社団法人日本図書教材協会理事東北大学大学院情報科学研究科教授東京学芸大学大学院教育学研究科教授堀田 龍也DX(デジタル・トランスフォーメーション)が、あらゆる業界で期待されている。DXが求められるのは、市場環境の激しい変化がデジタル技術とデータによって生じているからで
一般社団法人日本図書教材協会理事筑波大学人間系教授清水 美憲 令和5年11月の気候は、例年と比べ特異なもので、連日ニュースで大きく取り上げられた。特に、5日には熊本で観測史上初めて30度を超える気温を記録し、大阪でも観測史上の最高気温を記録。7日には都心でも27・5度を記録し11月の
一般社団法人日本図書教材協会副会長星槎大学特任教授新井 郁男英語が小学校でも第五学年から教科として教えられることになった。学習指導要領では、教科としての外国語教育の目標として、「音声や文字、語彙、表現、文構造、言語の働きなどについて、日本語と外国語との違いに気付き、これらの知識を理解
一般社団法人全国図書教材協議会会長細谷 美明今年度の全国学力・学習状況調査の英語の結果について、「話す力」の平均正答率が著しく低いことが話題となっていた。国立教育政策研究所は難易度が高かったと説明しているが、それ以上に気になる点がある。それは「社会的な話題について自分の考えや理由を表現す
一般社団法人日本図書教材協会会長辻村 哲夫令和5年度の全国学力・学習状況調査の結果が公表された。メディアは一斉に英語の「話す力」「聞く力」の課題を取り上げているが、他の教科についてはどうであろうか。例えば、小学校(6年生)の算数。出題された問題は、「厚さ5センチの国語辞典と4セン
一般社団法人全国図書教材協議会相談役佐野 金吾学校現場からは30年以上も前から訴え続けていた教員の勤務に関わる環境整備への取り組みが具体化し始めた。教員の職場環境の改善に必要と思われることの一つに学級定数の削減があげられる。中教審答申(「令和の日本型学校教育」(2021年1月26日))で
一般社団法人日本図書教材協会前会長菱村 幸彦GIGAスクール構想によって1人1台端末が整備され、学校のDX(デジタル化)が急速に進展しているが、児童生徒のデジタル情報の利用については慎重な配慮が必要である。まず、個人情報の保護である。児童生徒に関するデータには、児童生徒の氏名とこ
一般社団法人日本図書教材協会理事東北大学大学院情報科学研究科教授東京学芸大学大学院教育学研究科教授堀田 龍也最近よく耳にするデジタル・トランスフォーメーション(DX)。DXに向かう段階には3段階あることが知られている。第1段階は、紙をデジタルにする段階である。たとえば紙の