vol.216 広がる学びへの扉としての2次元コード
一般社団法人日本図書教材協会理事筑波大学人間系教授清水 美憲身の回りではキャッシュレスでの買い物や様々な団体への会員登録など、そして大学では学生向けアンケートや学術研究のための調査など、「QRコード」(2次元コード)の利用が浸透している。QR(クイック・レスポンス)の名の通り、この2
一般社団法人日本図書教材協会理事筑波大学人間系教授清水 美憲身の回りではキャッシュレスでの買い物や様々な団体への会員登録など、そして大学では学生向けアンケートや学術研究のための調査など、「QRコード」(2次元コード)の利用が浸透している。QR(クイック・レスポンス)の名の通り、この2
一般社団法人日本図書教材協会副会長星槎大学特任教授新井 郁男現行の小・中学校の学習指導要領では、教育の基本と教育課程の役割の重要な視点の一つとして、次のような点が提起されている。「各学校においては、児童・生徒や学校、地域の実態を適切に把握し、教育の目的や目標の実現に必要な教育
一般社団法人全国図書教材協議会会長細谷 美明NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13 人」の放送が終了した。視聴された方も多かっただろう。私も視聴者の一人だったが、強く興味を持ったきっかけは時代考証担当の坂井孝一教授(創価大学)の存在があった。鎌倉時代を描くドラマは従来『吾妻鑑』を基に書かれた小説
一般社団法人日本図書教材協会会長辻村 哲夫昨年12月、文部科学省(文科省)から公立小中学校の子どもの約80万人(8・8%)が発達障害の可能性があるとの調査結果が発表された。通常学級1クラスに約3人の割合である。対象は、読み書きや計算等を苦手とする学習障害(LD
一般社団法人全国図書教材協議会相談役佐野 金吾いよいよ2024年度から小中学校で外国語のデジタル教科書の活用が始まり、次年度は算数・数学がデジタル化される予定だ。しかし、現在のところデジタル教科書に関する情報は検定に合格した教科書をデジタル化したものであって、内容は変わらないようだ。紙媒
一般社団法人日本図書教材協会前副会長国立教育政策研究所名誉所員川野辺 敏世の中は急変し、これまで経験したことのない現象に戸惑っている人も多いに違いない。地球の温暖化・コロナの蔓延・ロシアのウクライナ侵略などが連日のように報道され、デジタルの普及などが加わり、伝統的な働き方や生き方など
一般社団法人日本図書教材協会前会長菱村 幸彦教員免許更新制は制度発足後わずか10年余で廃止となった。法律に基づく教育制度がわずか10年余で廃止となった例を他に知らない。免許更新制の議論は「不適格教員」の排除を求める政治主導で始まっている。教育の実態に即さない政治主導の教育施策にはどこかに
一般社団法人日本図書教材協会監事広島大学名誉教授二宮 皓7月下旬、教科書研究センターで、教科書研究の世界的拠点「ライプニッツ教育メディア研究所/ゲオルク・エッカート研究所」(1975年創設)のE・フックス所長と交流する機会があり、同研究所の最近の動向を伺う機会があった。昨今の中心的研
一般社団法人日本図書教材協会理事東北大学大学院情報科学研究科教授東京学芸大学大学院教育学研究科教授堀田 龍也「児童生徒が情報端末を活用することで、視力などの健康面に問題が生じるのではないか」「デジタル教科書より紙の教科書の方が知識が定着しやすいのではないか」など、学校現場の急速な
一般社団法人日本図書教材協会理事筑波大学人間系教授清水 美憲全国学力・学習状況調査(以下「全国調査」)や各自治体による国内の学力調査、そしてTIMSSやPISA等の国際学力調査は、学校教育の現状把握のための重要な指標を提供するものとして、教育改革や学習指導の改善に様々な形で寄与してき